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統治と自治の政治経済学

統治と自治の政治経済学

パワーバランスをキーワードに国家統治と地方自治の歴史的文脈を読み解く。経済学に席巻されている財政学の復権を目指す新しい試み。

著者 小西 砂千夫
ジャンル 経済
出版年月日 2014/11/05
ISBN 9784862831798
判型・ページ数 4-6・340ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章 「国と地方」におけるパワーバランス
1 パワーバランスで考える必要性 
2 前史としての占領統治 
3 本書の構成 

第1部 戦後改革以来、70年間の制度運営の文脈
第1章 財源確保 国の財政規律の投影
1 国の財政状況に付き合わされてきた歴史 
2 制度形成の歴史的経緯に注目すべき 
3 地方財政運営の時期区分 
4 揺籃期の地方交付税制度 
5 赤字国債発行下での地方交付税 
6 高率補助金見直し問題 
7 近年の地方財政の動きのなかで 
8 地方交付税の歴史的評価 
第2章 地方交付税 その成り立ちと機能
1 地方交付税制度の誤解を生む原因 
2 地方財政平衡交付金の成立 
3 地方交付税への改組の過程で 
4 地方財政計画の収支の均衡をめぐって 
5 条文構成と実際の運用の関係 
第3章 国と地方の事務配分の態様と財政調整制度
1 地方交付税のあり方を考える重要な論点として 
2 事務配分と負担区分の錯綜した関係 
3 内務省解体と地方財政法の成立、シャウプ勧告を経た改正 
4 補助金の運用にかかる警戒すべき2つの誘因 
5 国と地方の事務配分と地方交付税の位置づけ 
第4章 開発財政と起債制限・健全化の枠組み
1 地方自治体の財政悪化に対する国の関与 
2 開発財政と財政健全化の8つの仕組み 
3 根幹をなすのは財務規定と建設公債主義、そして健全化法 
4 今後の開発事業の推進に関して 

第2部 平成以来、改革の四半世紀を越えて
第5章 地方分権改革の来し方行く末 西尾勝氏の所見を基に
1 西尾資料に学ぶ地方分権のあゆみと論点 
2 第1次分権改革とその後の動き 
3 迷走気味の地方分権改革 
4 これからの地方分権改革の進め方 
第6章 「平成の合併」と行政体制整備
1 市町村合併が与党から要請された背景 
2 行政体制整備としての市町村合併の蓋然性 
3 合併優遇措置とその意義 
4 平成16年地方財政ショックと市町村合併の推進 
5 いわゆる西尾私案をめぐって 
6 市町村合併の効果と財政運営への影響 
7 合併算定替特例の見直し等、合併団体への配慮 
8 地方自治法の平成26年改正と小規模町村補完 
第7章 構造改革と政権交代
1 改革の四半世紀の始まり なぜ国会は分権決議に至ったのか 
2 改革の時代のアジェンダ 
3 小泉構造改革は小さな政府路線・新自由主義的改革と呼んでよいのか 
4 液状化する自公政権 福田・麻生内閣 
5 民主党政権がめざしたものとその敗北 
6 改革という名の下で繰り返される破壊行為を食い止める 
第8章 社会保障・税一体改革
1 税制抜本改革・社会保障改革の実現と地方財源 
2 社会保障改革の推進と地方財政措置 
3 今後の地方財政制度運営における課題 
あとがき 
索引

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内容説明

パワーバランスをキーワードに国家統治と地方自治について、現実の政策課題に関心をもって制度運営の歴史を読み解くことでその構造を明らかにする。経済学に席巻されている財政学の復権を目指す新しい試み。   

 

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