原子力商業利用の国際管理

原子力発電所を中心に

現行の原子力商業利用国際管理制度の具体的な提示とその効果的活用を中心に考察し、商業利用の主軸てある原発について論じる

著者	魏　栢良著
ジャンル	法律・政治
出版年月日	2015/03/31
ISBN	9784862831989
判型・ページ数	A5・340ページ
定価	3,300円（本体3,000円）
在庫	在庫あり

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はしがき
序論
第Ⅰ部原子力国際管理制度の台頭
第1 章原子力国際管理時代の到来
1 節国際管理草案の起草過程
2 節アメリカの提案（The Baruch Plan）
3 節ソ連の提案（The Gromyko Plan）
4 節初期における両大国の草案の審議状況
5 節原子力商業利用の幕開け「Atoms for Peace Plan」
第2 章国際原子力機関（IAEA）の創立
1 節機関の創設の背景
2 節機関憲章
3 節機関の差別化政策
第Ⅱ部原子力国際管理のRegimes
第3 章IAEA の保障措置制度（Safeguards）と査察制度（Inspection）
1 節原子力商業利用の現状
2 節IAEA の保障措置制度
3 節保障措置制度の評価
4 節まとめ
ⅰ第4 章各地域機構およびNPT における保障措置制度
1 節保障措置制度の現状
2 節OECD の原子力機関（NEA）
3 節原子力共同研究協会（JINR）
4 節ラテンアメリカ核兵器禁止機構（OPANAL）
5 節ヨーロッパ原子力共同体（EURATOM）
6 節核兵器の不拡散に関する条約（NPT）の保障措置
7 節まとめ
第5 章IAEA の保障措置とNPT そしてEURATOM の
保障措置制度の実施状況
1 節概要
2 節IAEA の保障措置とNPT などとの関連
3 節EURATOM とIAEA 及びNPT との関連
4 節各保障措置の現状
5 節まとめ
第Ⅲ部原子力商業利用の国際管理条約
第6 章核物質防護条約（核防条約）
1 節概要
2 節核防条約成立以前の状況
3 節核防護条約をめぐって
4 節核防条約の考察
5 節条約の評価および改正
6 節主な規定（改正後）
7 節まとめ
第7 章越境原子力事故対策条約
1 節概要
2 節原子力事故
3 節国境を越えた放射能の影響
4 節条約
5 節2 つの条約の考察
6 節まとめ
第8 章越境汚染損害賠償条約
1 節問題の所在
2 節民事損害賠償諸条約
3 節核物質海上輸送責任条約
4 節原子力船運航者責任条約
5 節民事損害賠償条約の諸原則
6 節損害賠償条約の課題
7 節まとめ
第Ⅳ部原子力商業利用の国際管理の限界
第9 章問われる原子力の国際管理Regime－核の闇取引－
1 節概要
2 節核闇取引の現状
3 節危険地域
4 節核拡散の誘発
5 節原子力の国際管理Regime
6 節核物質の国際輸出管理Regime
7 節オーストラリア・グループ（AG）
8 節まとめ
第10 章原子力管理の危機（Crisis）
－リスク（Risk）と危険（Danger）の脅威－
1 節概要
2 節危機（Crisis）の性質
3 節ジュネーヴ諸条約（Geneva Conventions）
4 節第一議定書、第56 条危険な力を内蔵する
工作物及び施設の保護
5 節原子力発電所のリスクと危険
6 節核テロリズム（Nuclear Terrorism）
7 節防御システムの現状
終章原子力の国際管理Regime の再構築
－Best Plan とBest Practice－
1 節現存の原子力国際管理Regimes、保障措置の課題
2 節最適なプランおよび最良の実行（Best Plan and Best Practice）
参照資料：関連条約、日本の新規制基準について
索引

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